養護老人ホームのサービスや費用

お役に立てたら、シェアしていただけると嬉しいです!

Jimmy Carter with his grandson HugoJimmy Carter with his grandson Hugo / TheElders

 

今回は「養護老人ホーム」についてご紹介をします。前に介護保険施設のひとつとして紹介をした「特別養護老人ホーム」と名前がそっくりですが、実はこの施設は介護保険施設ではなく、サービスも特養とは変わります。調べてみて、そのようなことがわかりました。

色々見ていると本当に老人ホームというのはややこしいなと思います。ぜひ、下記の内容で特養と、養護老人ホームの違い、また養護老人ホーム自体について少しでも理解が深まれば嬉しいところです。

また、各施設については、下記のように別の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧になってみてください。

生活支援ハウス(高齢者生活福祉センター)とは

軽費老人ホームとは

・高齢者向け賃貸住宅とは

介護老人保健施設(ろうけん)とは

有料老人ホームとは

 

養護老人ホームの概要紹介

定義と対象

養護老人ホームは「老人福祉法」第20条の4に規定された、老人福祉法に基づく老人福祉施設のひとつです。65歳以上で体は元気で常時介護の必要はないのですが、経済的な理由で自立した生活を送ることができないという方が基本的な入所の対象です。

特養との違いについて

重要なポイントだと思うのですが、養護老人ホームは似た名前の特別養護老人ホームの違いとして、まず介護保険施設ではない点があげられます。介護保険施設とは名前の通り、介護保険法に基づいて指定を受けた介護保険サービスで利用できる施設のことを言います。養護老人ホームは上述したように老人福祉法で規定された施設であり、分類も「老人福祉施設」となります。

また、「利用対象」も変わってきます。養護老人ホームが基本的に自立している方を対象としているのに対し、特別養護老人ホームでは常時介護が必要となるような要介護の方が対象となります。つまり、養護老人ホームは、介護保険施設ではなく福祉施設としての位置づけであり、より軽度の方を扱うということです。

さらに、「入居期間」の違いについても大事なポイントです。養護老人ホームは、あくまで身体的には自立しているけれども、経済的理由などで1人での生活が困難な方を対象としています。 ですから、特別養護老人ホームのように終身で居住できるということは基本的にはありません。そのため、施設内でも、社会復帰に向けたトレーニング等が行われます。

以上が大まかな違いになります。特別養護老人ホームについては、下記記事でもご紹介していますので、ぜひあわせてチェックをしてみてください。

特別養護老人ホームの歴史と選び方

 

全国の施設数

2008年の厚生労働省の発表によると、日本全国の養護老人ホームの数は「約1,000程度」あるそうです。

 

利用対象者

利用するための条件は大まかに下記のような内容になります。一言で言えば、自立もしくは軽度の要介護度の方が利用する特別養護老人ホームというようなイメージで覚えておいてもよいかもしれません。

  • 原則的には65歳以上の方で身体や精神に障害がある方
  • (ただし、65歳以下でも他の要件を満たしていれば、入所が可能となる場合もあります)
  • 家族や住居の状況が良くなく、生活・擁護することが困難である場合
  • 入所する高齢者の属する世帯が生活保護を受けている場合
  • その他、住所・住居がない方、家族から虐待を受けている方など

 

サービス内容

大まかなサービス内容は下記のようになります。

  • 養護老人ホームは福祉施設であるために、医療面でのサービスは最低限の提供になっています。そのため、医療機器を必要とする方は入所を断られたり、医療措置が必要となった場合はやむなく退去を求められることもあります。
  • 養護老人ホームは、基本的に個室になっているので、それぞれのプライバシーを守った生活を送ることができます
  • 食事の提供サービス、社会復帰・自立支援、クラブ活動や地域交流活動もあり、必要があれば介護サービスも提供(平成18年4月の老人福祉法見直しによる改正)
  • 平成18年4月の老人福祉法見直しにより、虐待を受けた高齢者の受け皿となる施設の1つとして期待をされています。

 

費用について

養護老人ホームの入居費用は、各市町村応じて負担額が変わってきます。また、本人または扶養義務のある家族の前年度の収入に応じて、費用の自己負担をする必要も出てきます。他に、介護や食事にかかる費用、そしてレクリエーション等の費用に関しては措置費でまかなう形になります。

ある市の例では、年収が150万程度の方であれば、月額8万円ほどで養護老人ホームを利用することが可能です。決して安いものではありませんが、有料老人ホームと比べれば価格はずいぶんと下がります。

詳しいことは、お住まいの場所の市役所や区役所にお問合せをしてみてください。また、老人ホームで必要となるお金については下記記事でもご紹介しています。

費用・料金は入居を決める大事なポイント

 

入所に際して

入所を決めた場合には注意しなければならないことがあります。

行政の認可が必要なのが注意点

「行政による措置施設」であり、養護老人ホームへの入居は、各市町村の措置決定が必要となります。入居を希望する際には施設に直接するのではなく、施設を管理している市町村に対して行うことになります。このように、養護老人ホームは、誰もが入居できる施設というわけではないので注意が必要です。また公的機関ゆえに、申請してから入所判定までにかなり時間がかかることも留意する必要があります。そうした際には、軽費老人ホームやその他の介護サービスを使うことで、入所までの間に他施設に短期入所することが一般的です。

 

 

以上が養護老人ホームの概要です。介護に関する施設は名称やサービスもさまざまなものがあって混乱することが少なくないと思います。当サイトではそうした施設を1つずつご紹介しています。各施設の違いをしって、適切な介護サービスが選択できるようになればと思っています。お読みいただき、ありがとうございました。

お役に立てたら、シェアしていただけると嬉しいです!

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

サブコンテンツ