医療・介護総合推進法の可決について思うこと

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医師と患者

医療・介護総合推進法とは

2014年6月18日に、「医療・介護総合推進法」が国会にて審議され、可決されました。これは在宅医療・介護サービスを利用できる環境の充実を目的としており、医療・介護の連携、病院支援のため基金を設置、介護保険の引き上げなどが具体的に行われる予定です。

若者と高齢者にどのように影響するか

この決定は、現役世代にとっても、高齢者にとっても「大きな決定」であると考えています。まず、現役世代にとっては介護保険料が上がるわけですから、負担が増すことは明白です。今はまだ40歳以上で、2%に満たない額の徴収になってはいますが、年金保険や健康保険制度の現状を見る限り、今後も増加していく可能性は十分にあります。

また、「高齢者世代」にとっても大きな変化があります。2015年の8月からは年収が280万円以上ある人については、介護保険の自己負担が現在の1割から2割に引き上げられることなるのです。それでも2割だから少ないという見方もできるかもしれませんが、払う側にとっては金額が倍になるということです。頻繁に病院に行くことが予想される高齢者ですから、1ヶ月間、年間で見れば、その金額は無視できるほど小さくもないはずです

このように、6月18日に可決された医療・介護総合推進法は、実は多くの人にとって今後関わってくることが決められています。今、読んでくださっている方にも関係のある方は多くいらっしゃると思いますので、一度詳しい内容をご自身で確認してみてください。

 

こうした介護保険に関連する法改正や、これまでの歴史を知りたい方は、下記の記事をご覧になってみてください。介護保険のこれまでをわかりやすく説明しています。

介護保険制度の概要

介護保険制度の歴史

介護保険制度の評価・今後の方向性について

 

介護関連の法律に関心を持つことの大切さ

今回の件に限ったことではありませんが、問題だと思うのは、多くの人が関心を向ける前にこういった大事な事項が決まってしまうことです。それは為政者だけに問題があるのではないと思います。毎朝の通勤時に、駅の前で議員の方が演説をしているのですが、それに足を止める方は本当にごくわずかです。協力者が配るビラも、ティッシュ配りのティッシュと同じように邪険にされているのを見ると、我々1人ひとりにもできることはもっとあるのではないかと考えさせられます。

それでも、ほぼすべての人が、いずれは老いと病に直面することになります。そうなった時に困るのは、まずお金がもっとも切実でしょう。ある調査によれば老後は毎月1人あたり約20万円、悠々自適に暮らしたければ30万円程度が必要であると言われています。

無年金者増加への懸念

年金額がどんどん減っている中、特に若い人にとっては、これだけの金額を準備することは決して容易ではないと思われます。それに加えて、心配であるのは、若い時に準備をしてこなかった自分を責める、精神面の不安です。学生時代の後悔であれば社会人になってから取り返すことはできますが、現役世代の後悔を老後に取り返そうと思っても、そこでやる気を出せる人は多くないでしょう。

そうなった時に、将来的な不安として懸念されているのが、「無年金者」の増加です。若いころに年金を収めてこなかったので、年金がもらえない高齢者のことです。働こうにも年齢からなかなか就業できずに、お金がなく生活が困窮して、最終的には生活保護となることが想定されます。これは、ご本人はもちろんですが、国の財政への影響も大きく、今後対策を充実させることが必要となるでしょう。

今でさえ、さまざまな気苦労が多い老人が(それは若者もそうですが)、そうなった時にどれほどの精神的な負荷を負うことになるかが不安なのです。今できるのは、冒頭のようなニュースを1人ひとりがきちんとチェックをして、それぞれで老後に向けての準備をはじめることです。何を若いうちからと思われる方もいるかもしれませんが、そうしなければならない時代が、今着実に到来しつつあると言えるのではないでしょうか。

老後の生活資金準備については、下記の記事が参考になります。ぜひ、あわせてお読みになってみてください。

老後に必要な生活費はどれくらいか?

・老後の介護資金を貯めるためにすべきこと

知っておきたい在職老齢年金の仕組み

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。当サイトでは、介護や少子高齢化に関わるニュースについて、とりあげています。また、老人ホーム入居や就業を検討する際に役立つ情報など、幅広い情報を提供しています。ぜひ、下記の関連記事より気になったものをご覧になってみてください。

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