老人ホーム等の介護業界の現状と課題

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Presentation of petition against the locating of a civic amenities site next to Brooklands nursing home / Cyflwyno deiseb yn erbyn lleoli safle amwynderau sifig drws nesaf i gartref nyrsio BrooklandsPresentation of petition against the locating of a civic amenities site next to Brooklands nursing home / Cyflwyno deiseb yn erbyn lleoli safle amwynderau sifig drws nesaf i gartref nyrsio Brooklands / National Assembly For Wales / Cynulliad Cymru

 

「2000年4月」に介護保険法ができてから、日本には数多くの事業者によって老人ホーム施設が乱立するようになりました。それから10年以上が過ぎた今、業界がどのような状況にあるかを簡単にご紹介します。

そのまえに、介護保険の基本的なことを知りたいという方は、下記の記事をご覧ください。

 

介護業界の定義

最初に介護業界とは何かを考えます。介護業界を意味する「介護サービス業」とは、介護保険法に基づいて、高齢者等に対し、入浴・食事等の介護など、その他日常生活上必要な援助を行なうことを指します。大きく分けて、「在宅系介護」と「施設系介護」の2種類があります。

在宅系介護の主な種類

  • 訪問介護(ヘルパー)
  • 訪問入浴
  • デイサービス
  • ショートステイ
  • 訪問看護

施設系介護の主な種類

  • 特別養護老人ホーム
  • 老人保健施設
  • 介護療養型医療施設
  • グループホーム
  • 有料老人ホーム

などがあります。これらのサービスは、介護福祉士やケアマネージャーなどの専門職によって提供されます。ケアマネジャーについては、下記の記事で仕事内容を詳しくご紹介しています。ぜひ、あわせてご覧になってみてください。

 

介護業界の基本的な数字情報

次に業界全体の基本的な数字情報をご紹介します。

  • 業界規模:6,505億円
  • 経常利益計:1,746億円
  • 売上高純利益率:6.9%
  • 過去5年の伸び率:9.1%
  • 総資産額:2兆1,937億円
  • 労働者数:49,465人
  • 平均年齢:40.1歳
  • 平均勤続年数:5.9年
  • 平均年収:448万円

転載:http://gyokai-search.com/3-kaigo.htm

 

「2003(平成15)年」以降、年を追うごとに業界は拡大を続けており、2013年現在では当時の約2倍の規模となっています。今後も日本は高齢化をすることが予想されており、さらなる市場規模の拡大が予想されますが、それに伴う職員の増加、給与の適正化などについては、懸念がされています。具体的には、団塊の世代の多くが後期高齢者を迎える2025年までに、あと約100万人程度の労働者が必要だと言われています。

業界内で相次ぐM&A

また、介護業界の特徴としてよくあがるのが、買収の多さです。介護業界は「買収ニーズが継続的に高い」業界であり、入所をする側としては経営者が変わった際に、サービス提供がどのように変化するかということには目を光らせる必要があります。

有名なところでは、ワタミや明治安田生命、ユーキャンなどが上がりますが、最近でも「綜合警備保障」が2015年に「アズビルあんしんケアサポート」、2014年に訪問介護や施設介護サービスを提供するHCMを買収していたり、他にも住宅で有名な「積水化学工業」が千葉県を中心に介護サービス事業を展開する(株)ヘルシーサービスを買収していたりします。

長嶋茂雄氏のCMで有名なセコムも最近では、下記のような高齢者の徘徊を防ぐためのツールを提供していたりします。認知症のご家族には非常に役立つものですので、ぜひ下記の記事もあわせてご覧になってみてください。

  • 高齢者・徘徊対策のセンサーならセコムがおすすめ
  • 認知症高齢者徘徊感知機器の種類と選び方

 

介護業界 売上高&シェアランキング TOP5(平成23年)

次に業界での上位企業をご紹介します。
転載:http://gyokai-search.com/3-kaigo.htm

  •  ニチイ学館
  • ベネッセホールディングス
  • ツクイ
  • セコム
  • メッセージ

どんどん入れ替わる業界トップ企業

居室数では以前はメッセージがトップでしたが、数年で大きく変わっています。特に「ベネッセホールディングス」は2010年に有料老人ホームの「ボンセジュール」を買収するなど急激に施設を増やそうとしています。これは単なるシェア拡大ではなく、特定地域での占有率を高めるという経営手法である「ドミナント戦略」を展開している結果であるそうです。スターバックスやセブン-イレブン等でもそうですが、そうやって同一地域に同じブランドがあるというのは時にありがたいことですし、特に老人ホームの場合であれば、万が一の場合にも駆け込みやすいなどの安心感がありそうです。

また、いまは5位という形になっていますが、「メッセージ」という会社は入居一時金なしでの月額15万円以下という業界での価格破壊を実践した、非常に有名な会社です。さらに、ニチイ学館やセコムに関しても、老人ホームだけではなく、それぞれ様々な業態を持っていますので、名前を聞いたことのある方も多いはずです。

ニチイ学館の成長

今では「ニチイ学館」がシェアを拡大しつつはありますが、それでも介護業界というのはまだまだ中小、零細の事業者が多く林立しています。これは介護というビジネスの特性上、どうしても地域性があるということに加え、政府による総量規制(サービスの質を落とさないために、都道府県が有料老人ホームをむやに増やすことを規制する措置)にコントロールされている側面があるようです。

もちろん、低サービスの事業者できるのは困ることではありますが、それでも多くの人が特養への入所を待っていたり、今後も高齢者が増えるということを考えると、適切なバランスで優良な老人ホームが1つでも多くできることを期待したいところです。

 

転職を検討しているなら

上述のように日本においては本当にたくさんの企業と人が、介護の現場に携わっています。少子高齢化がますます進む今、このような状況はさらに進展していくでしょう。そうなれば、当然介護の現場にはさらに多くの人手が必要になります。2025年には段階の世代が後期高齢者(75歳以上)になる年であり、そこでは一気に多くの職員が必要になると言われています。これは介護の2025年問題とも呼ばれています。

そういった観点からすれば、介護業界に興味のある方はいまのうちに働いておくというのは、良い判断となる可能性が少なくありません。現在においても介護業界は人手不足で、常に多くの人材が求められています。介護職に興味のある方はぜひさまざまな求人をご覧になってみてください。



以上が老人ホーム業界についての概要です。今後は、何かニュースがあればご紹介をしたり、また特定のテーマで調べたりをしていこうと思っています。お読みいただき、ありがとうございました。

また、当サイトでは他にも業界動向についてや、働く人や、入居を検討している人にも役立つ情報を提供しています。下記の関連記事も、ぜひ合わせてご覧になってみてください。

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