老後に必要な生活費はどれくらいか?

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おひとりさまの老後にそなえる

一時期、「おひとりさま」という言葉が流行りました。もともとあった言葉ではありましたが、よく聞かれるきっかけになったのは、東大教授をされている上野千鶴子さんが出した「おひとりさまの老後」と「男おひとりさま道」という本になるのだと思います。その中で特に語られていたのが、女性もそうですが、それよりおとこお一人様の生き方についてです。妻に先立たれてしまった場合、1人残された男性の多くが、周りが驚くほど急速に衰えてしまうそうです

歳を重ねた男性というのは、自分では気づかないうちに周りに依存してしまっているのかもしれません。女性もそうですが、とりわけ男性については、早いうちから老後にどう暮らすかを考えたほうがいいのかもしれません。本記事では、いかにして老後を生きていくのか、心の面とお金の面から考えてみようと思います

老後のお金のやりくりについては下記記事でもご紹介をしています。ぜひあわせてご覧になってみてください。

 

男おひとりさまについて

それでは、まずはじめに上述した、「男性の一人暮らしの老後=男おひとりさま」について考えてみようと思います。

男性の持つ弱さ

女性に比べて男性は生命力が弱い、メンタルが弱いとよく言われます。上記の上野氏の本で語られている内容もそのとおり、女性、伴侶を失った男性がいかに弱いのかということが綴られています。また、女性に比べ、男性は人に世話をされて亡くなるということが想像しにくいそうで、そういった負の部分から目をそらしてしまう傾向もあるそうです。自分自身に目を向けてみても、今はそんなことはないと言えますが、日々心の奥底で感じていることや、些細な言動を振り返ってみると、確かに心の弱さ、またそれを覆い隠すためのプライドの高さのようなものを感じることもできます。

おひとりさまの種類

ちなみに、男おひとり様には「死別シングル」「離別シングル」「非婚シングル」の3種類があるそうです。死別とは伴侶を亡くしてしまった方、離別は離婚した方、そして非婚とはそもそも結婚をしなかった方です。ちなみにですが、1990年に約1000万だった単身世帯は2010年には約1700万世帯に増加したそうです。このままいくと、35年には1845万世帯に増えるとの推計もあり、とりわけ目立つのが50代以上の生涯未婚率(10年)で男性が20.14%、女性が10.61%に上がっていて今後も上昇が見込まれると予想されているそうですが、5人に1人が50歳になっても未婚というのはかなり驚いてしまう数字です

 

歳をとってからどのくらいお金が必要になるか?

以上が、「おひとりさま」についての概要です。では、実際に老後を迎えた時に、どんな場面で、どのくらいお金が必要になるのでしょうか

慣れない生活で増える出費

まず、最初に挙がるのは「生活費」です。食事や、炊事、洗濯など、日常生活で不可欠な活動においては、必ず出費が出てきます。住居については、持ち家がある方であれば、さほど心配をする必要はありませんが、そうでない場合には考えなければならないことが一気に増えます。

さらには「介護や病気」という問題も常についてまわりますので、こういった突発的な支出にはしっかりと備えておくことが望ましいでしょう。また、人によっては趣味にお金をかける方、高齢者サークルなどに入る方などは、そうした交際費を見込んでおくことも必要でしょう。高齢になると自然と人恋しくもなるようで、人によってはこうした部分での出費が多大になることが少なくないようです。

具体的にいくら必要になるかというのは、人それぞれではありますから絶対的な基準はないにせよ、早め早めに安定したお金を用意しておくにこしたことはありません。平成22年度の生命保険文化センターが行った「生活保障に関する調査」によると、高齢者夫婦が二人で最低限の生活を送るためには、少なくとも「月22.3万円」が必要であると算出をしています。また、同調査において、もっとゆとりある生活を送るということを考えると、生必要な生活費の平均は「月36.6万円」としています。

このように、歳をとっても、やはりある程度の出費は出てきます。むしろ、介護や病気といったこれまではなかった部分を考えると、若いころ以上にお金を必要とすることもあるでしょう。これらを考えると、老後の生活をどうするかというのは、今から考えても早すぎることはないことなのかもしれません。次に、中でも特に大きな出費となることが予想される、「老人ホーム」について考えてみます。

老人ホームの入居費用

これまでの記事で何度か書いたように、老人ホームへの入居というのは、公的、民間に関わらず、かなりの出費を要することが一般的です。そうした時に、現役の時から貯蓄をしたほうがいいのか、投資をしたほうがいいのか、それとも年金だけで事足りるのか、そんなことを考えようと思います。

では、実際のところどれくらいかかるのかという点ですが、老後に豊かな生活を送るのに必要な生活費は、厚労省の調査によると月23〜30万円程度と言われています。一方で年金額はおひとりさまであれば約14万円、夫婦2人で29万円であると想定されています。そうしたときに、例えば65歳の女性の4人に1人が平均95歳まで生きる現状を踏まえてみると、「65歳時点の必要額は4320万円」。ここから、退職金があれば、随分と必要なお金は減りますが、それがなければ約4000万円、あってもおそらく2000万円程度、さらに万が一年金を受給できないとすると、7,8000万円必要になるということもあるかもしれません。こう考えると、実は、老後というのは思っている以上にずっとお金がかかるものなのです

この点については下記の記事にも詳しいのであわせてご参照ください。

費用・料金は入居を決める大事なポイント

入居一時金における初期償却率と、均等償却期間の重要性

年金制度への懸念

さらに、心配なのは「公的年金制度に対する不信の目」です。すでに、幾度かどの受給年齢の引き上げが行われていますし、年金財政の危機的状況については、メディアでも何度も報じられています。多くの識者が、年金制度自体が破綻をすることはないと言っていますが、今後さらなる受給金額の引き上げや、受給額のカットというのはいつあってもおかしくない状況です。

そもそも、少子高齢化には適さない「賦課方式」で運営している以上、維持が困難になりつつあるというのは動かしがたい事実です。本来的には、老後にかなり期待のできる資金であった、年金の価値は既に薄れてしっていると言えるでしょう。実は老後の生活における年金の果たす役割というのはすごく大きく、それが機能しなくなるのは大きな損害です。よって、よほどのお金持ちでない限りは、現状に手をこまねいていては、老後に金銭的な問題に当たる可能性はかなり高いと考えられるのです。

 

おひとりさまの老後を充実したモノにするために

では、どうしたら、老後の生活を充実させることができるのでしょうか

老後の資金不足に陥らないために3つの心構え

老後の資金繰りにおいて、とりわけ大変なのは介護が必要になった時など、臨時の出費、予期せぬ出費が合った時です。子どもがいれば頼ることも一案ですが、将来的にさらなる社会保障費の増大が見込まれる現役世代で、親を援助する余裕のある人は決して多くはないでしょう。では、そんなことになることを想定して、果たしてどのような準備をしておけばいいのか、3つのポイントとしてご紹介をします。

【1】住宅ローンを早期に完済する

老後の収入というのは限られています。ほとんどの人が年金が主な収入となるはずです。そうした時に住宅ローンというのは、残っていると思いの外に重荷となってしまいます。年金の受給額というのはおおよそ20数万円が主な金額ですから、生活が苦しくなってしまう可能性も十分あるのです。

また、住宅ローンは最初の支払いは基本的に金利がほとんどだとも言われています。そういった観点からも、「繰り上げ返済」をするなどして、住宅ローンは早めに返したほうがいいのです。目安としては年金をもらう約10年前である55歳前後には完済しておくことが望ましいと言われています。 それに加えて、例えば、マンションであれば、管理費に加え、固定資産税に関しても必要になってきます。不安がある方はファイナンシャルプランナーさんなどに相談することが重要になってきます。

【2】正しい金融商品を選ぶ

昨今、個人投資家というのが一般的になり、公的年金による不足分を、自身で投資しようという人は少くありません。投資商品を見渡すと、どれも魅力的に思えたり、逆にどれに投資をしていいかわからなかったり、色々と悩むと思います。投資を勉強することで、自分流の方法で利益を出したいと思う人もいるでしょう。そういう方に貯蓄の目安として提案したい額としては、相続税の基礎控除額である「3,000万円+600万円×法定相続人の数」内で、相続税の負担なしで残せる額になります。

とは言っても、それだけの貯蓄がないという方も、準備をできそうにないという方もいると思います。そういう方におすすめをしたいのは、リスクが少ない「積立型の商品」に投資をすることです。若い時期からできるのであれば、それがよりよい形です。例としては、例えば「積立投資信託」です。毎月一定額を積み立てる定期預金のように投資信託を購入する仕組みで、選定にもよりますがリスクを低くすることは可能ですから、投資経験や知識がない人でも無理なく始めることができる商品です。

このように、老後のための資金準備というのは、基本的にリスクの低い商品にシフトしていくことが重要であると考えています。若いうちに始めるほど、運用に時間をかけることができるので、運用方法の選択肢が広がりますし、仮に損失が出てもそれを学びとして改善するということも十分にできます。また、自分自身のリスク許容度に合わせて、有利な運用の選択をできることもメリットです。

【3】焦らず早期に運用を開始する

これまた早期という話になってしまいます。というのも、セカンドライフが間近になってから投資を考えると、高齢者を狙ったセールストークについついのめり込んでしまう可能性があるからです。「皆が投資で儲けている」などと言われると、どうしても心も動きます。しかし、考えなければならないのは、景気全体が不景気である以上は、必ず逆に損をしている人もいるということです。

さらに、注意したいのは「焦りすぎる」ことです。高齢になり人的なネットワークが薄くなると、どうしても情報の鮮度、量というのは鈍り、自分だけが取り残されているような恐怖感を持つことがあります。この焦りが、冷静な判断を曇らせてしまう可能性はあります。とりわけ、株のような投資対象に十分な検討をしないで投資をしてしまうと、思ってもない形で企業、もしくは社会が変動し、多大な損を出してしまう可能性があります。

大切なのは、もともと現役時代に活躍をしていた方々なわけですから、その当時の感覚をしっかりと持って、可能であれば時間をかけてじっくりと研究をして、経済環境を見極める目を鈍らせないことが重要です。また、何度もいうことですが、セカンドライフが近づく前、余裕がある時期に投資に目を向けておく、速さというのが何より重要だというように考えています。

以上の3点が老後の介護資金を貯めるために考えておきたい、しておきたい、投資の際の考え方です。

自身のイメージを具体化することが大切

上記で述べたように老後というのはお金もかかり、思った以上に大変なものです。特に、おひとりさま、とりわけ男のお一人様になると不慣れなことも加わり、さらに厳しさを持っています。そうした時に、重要なことはとにかく、お金も、生活のイメージも、趣味なども、できる限り早くイメージをしておくことです。特にお金に関しては、「複利の効果」というのもあり、早く貯めれば貯めるほど効果的にお金は増えていきます。

 お金、そして投資の重要性

たとえば、35歳から毎月2万円を貯めるとすると、年3.0%程度の利回りを毎年確保できたとしたら、65歳時点で約1200万円くらいの資産にまで増やすことができます。同じ金額を25歳からスタートすることができれば、毎月の積立は約12000円ですみますし、逆に毎月2万円の積立を25歳から行えれば、65歳時点での資産は2000万円近くまで伸ばすことができます。これが「複利によるお金の増え方」です。

このように、「できる限り早い段階から、貯蓄や資産運用を始める」というのが、老後を充実させるためのはじめの一歩です。それが、早ければ早いほど、リターンが大きくなることが期待できるのです。将来のおひとりさまを考えて、少しでも早くから自分だけの老後資金をためたいものです。お読みいただきありがとうございました。

株式投資のはじめの一歩

とはいえ、具体的に何から始めればいいかわからないという人も多いと思います。そうした方には、まず勉強してみることをオススメします。何ごとにも共通だと思いますが、とりあえず闇雲に始めたとしても、ビギナーズラックはあっても長期的に高いせいかを出すのは難しいものです。勉強することから始めてみましょう。下記の「日本ファイナンシャルアカデミー」のセミナーは株式投資について幅広く学ぶことができます。無料の体験会で、ぜひその内容を調べてみてください。


 

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