介護療養型医療施設(療養病床)の概要とサービス内容

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医師と看護師

介護療養型医療施設とは?

「介護療養型医療施設」は、病状は安定しているものの、長期間の治療が必要な方を受け入れる医療施設(病院・診療所)のことです。下記のように、大きく3つに分けられます

  1. 療養病床をもつ病院
  2. 療養病床を持つ診療所
  3. 老人性認知症疾患療養病棟を持つ病院

介護療養型医療施設は、施設サービス計画(※1)にもとづき、療養上の管理、看護、医学的管理のものとでの介護、機能訓練などの必要な医療サービスが提供されます。

施設のメリットとしては、名称の通り「医療処置が充実している」点です。特養や老健に入所するのが難しい重度の方などに、適した施設だと言えるでしょう。ただ、入居難易度が高かったり、個室があまりないといったデメリットもあります。その辺りに留意して入居を検討すべきでしょう。表向きは施設という名称になっていますが、実際には「ほぼ病院のようなものである」という認識を持ってよいかと思います。

特徴についてざっくりまとめ

介護療養病床がどのような施設なのか、上記で大まかなイメージができたかと思いますが、ほかにも特徴的なポイントをざっくりとまとめます。

  1. 介護保険で入居できるので費用は低コスト(ただし、医療施設であるため他の公的施設に比べると費用は高くなる)
  2. 対象は要介護1以上だが実際には重度(要介護4や5)の方がほとんど
  3. 認知症、看取りに対応
  4. 医師が常勤、介護士と看護師は3:1の割合
  5. 個室、相部屋がある
  6. 全国どこでも申し込み可能、申し込みは施設に連絡

 

入居を検討しているという方は、下記の「HOME’S介護」で探すことができます。老人ホーム検索サイトの総合1位に輝いたそうで、実際とても使いやすいのでおすすめです。登録は無料で色々と検索できますし、資料請求や見学も無料と非常にお得です。詳しくは公式サイトをご覧になってみてください。

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介護療養病床について、もっと詳しく知りたいという方は、下記でさらに詳しく紹介していますのでご覧ください。なお、介護保険には例えば下記のような施設もあります。これらと比較をしたうえで、利用者の現状にあった施設を選ぶことが大切です

※1 施設にいる要介護者それぞれにつくられる、施設が提供するサービスの内容や種類、担当者などを考慮したケアプランのこと

 

介護療養型医療施設(療養病床)についての詳しい情報

それでは、下記では介護療養型医療施設(療養病床)についてのさらに詳しい話をしていきます。

2つの種類

まず介護療養型医療施設(療養病床には、「介護型(介護療養病床)」と「医療型(医療療養病床)」の2種類があります。実際には区別は難しいですが、そのような分類がされていることにご注意ください。

サービス提供者

基本的には医療法人が運営する医療施設に設置される施設です。そのため、医療サービスが充実していることが多く、特別養護老人ホームや介護老人保健施設よりも重度の要介護者などを受け入れています。ただし、医療機関としての側面が強いため、特別養護老人ホームのように終身制ではなく、健康状態が回復すると退所を求められることもあります。

提供されるサービスは急性疾患からの回復期にある寝たきり患者に対する医学的管理下のケアが中心なので、スタッフも医療ケアを行う医師、看護師、理学療法士、管理栄養士など、各種の専門スタッフによって構成されています。

対象

要介護1~5の認定を受けており、病状が安定し長期の療養が必要な方が主な対象となります。なかでも、個々人のご事情でご自宅での介護が困難な方が中心となります。

要介護度の基本的な知識については下記の記事をご参照ください。

要介護度とは?

費用・料金

介護療養型医療施設にかかるお金は、要介護度、病院・診療所、介護方法、介護職員・看護職員の人数などによって異なります。また、隊員前後訪問指導、退院時指導、退院時情報提供、栄養管理、栄養マネジメント、経口移行・経口維持、居宅での外泊をすると、別途で料金が加算されます。

そのため、実際に想像していたよりも高額になることも少なくありませんので、事前にきちんと計算しておく、ケアマネジャーさんに確認しておくことが大切です。おおよその料金として、部屋の種類によって下記が目安となります。

  • ユニット型個室 :約25万円
  • 多床室(相部屋):約14万円

具体的なサービス内容

冒頭にもありますが、介護療養型医療施設では食事や排泄の介助などの「介護サービス」も提供されますが、あくまでも医療施設としての側面が強いので、メインとなるのは医療サービスになります。ですから、一般的な老人ホーム等で見られるようなレクリエーションのようなサービスはほとんど行われていません。

ただし、そういう観点でいえば、この施設の特徴は介護を提供できる医療施設と医療を提供できる介護施設の両方の強みがあるということです。医療ケアは万全の設備が準備されており、痰の吸引や胃ろう(胃に穴を開けて、チューブを通して、栄養や水分を送り込む方法)、鼻チューブによる栄養補充、酸素吸入などの高度な技術を用いた医療が提供されます

■ サービス内容一覧

全体としては下記のような項目があります。

  • ご家族を含めてのケアカンファレンス
  • 健康管理と予防
  • 疾病に対する医学的管理
  • 施設サービス計画と介護支援サービス
  • リハビリテーション
  • 認知症患者への対応
  • 急変時の対応
  • ターミナルケア(終末期医療)
  • 通所リハビリ
  • 短期入所療養介護

以上が、介護療養型医療施設(療養病床)の概要とサービス内容です。

実は将来的には廃止される予定の施設

なお、介護療養型医療施設は2012年から新設が認められなくなっています。2020年までには施設そのものが廃止されることにもなっています。

社会的入院を生み出してしまっていることが問題視されている

背景としては、医療行為を必要としない利用者による長期入所(社会的入院)、つまりは「特別養護老人ホーム化」という問題がありました。これは特別養護老人ホームになかなか入居できないこともその一因となっています。特養の入居待ち問題については下記の記事もご参照ください。

「特養」に入居することは可能なのだろうか

そういったこともあり、既存施設の定員の9割以上が埋まっており、入所まで通常、数か月程度の期間を要すると言われています。入居希望の際は、待機人数や待機期間などを確認し、ケアマネジャーさんにも相談した上で、申込を行うことがオススメです。

 

 

老人介護全般について学びたいという方は、グローバルナビゲーションにさまざまな観点の情報をご紹介していますので、ぜひあわせてご覧になってみください。お読みいただきありがとうございました。

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