デイサービス(通所介護)とは何か?

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高齢者と家族

デイサービス(通所介護)の概要

「デイサービス」とは介護保険サービスの1つで、日帰りで日常生活の訓練や、食事、入浴の介護を受けるサービスです。通所介護とデイサービスという言葉がありますが、一般的にはデイサービスと呼ばれることが多いです。

介護保険サービスには他にも下記のようなものがあります。合わせてご覧になってみてください。1つひとつ知ることで、介護保険の全体像も見えやすくなるのではないかと思います。

・訪問リハビリテーション

訪問看護

訪問入浴介護

・訪問介護

小規模多機能型居宅介護

利用対象者

デイサービスの対象者は要支援1~2と、要介護1~5の認定を受けている在宅の高齢者です。現在はまだ要支援の方でもご利用できますが、2015年度の介護保険改正時に今後は「介護保険サービス」としてではなく、各地域の自治体が提供する「介護予防・生活支援サービス事業」へと移行することが決められました。

2015年からはじまり、2018年頃までには以降が完了することが予定されています。現在ご利用の方や今後の利用を検討されている方は要注意です。このあたりの今後の介護保険のあり方については、下記の記事でも詳しいので、ぜひご覧ください。

介護保険制度の評価・今後の方向性

2015年度の介護職賃上げで人手不足は解消されるのか?

サービス提供者

「社会福祉法人、民間企業、NPOなど」さまざまな団体が設立することが可能です。2002年時に約14,000だった事業所数は、民間企業の参入が著しく、2012年には30,000を越えるまでになっています。また、低コストでシンプルに始められる施設系サービスということもあり、小規模な事業所や、フランチャイズでの展開が多いことも特徴的です。大きく20~40名ほどもしくはそれ以上の一般的な規模のタイプ、民家を利用した少人数のタイプ、リハビリをメインとしたタイプに分類できます。

とはいえ、一般的なのは老人デイサービスセンターや特別養護老人ホーム、老人福祉センターなどに併設されている場合で、他の利用者との交流、家族の負担軽減、日常生活における機能訓練のために多くの方に利用されています。平成23年度末時点で約148万人(平成13年度の約2.2倍)もの利用者がいます

利用料金・費用

費用は、小規模施設、通常規模施設、療養通所介護に分けて1回当たり異なります。また、個別機能訓練、入浴介助、若年性認知症ケア、栄養マネジメント、口腔機能向上などのオプションとしてのサービスをご利用の場合は加算されます。さらに、通所のための送迎の費用は含みますが、食費は利用者の負担もつきますので、思ったより高額になることも少なくなく、注意が必要です。

・具体的な料金の目安

デイサービスの料金は時間と要介護によって異なります。多少複雑ですのでご利用の際には注意が必要です。2時間以上3時間未満利用のご利用ですと、介護度ごとに下記のような自己負担(1割負担)料金になります。

  • 要介護度1 → 267円
  • 要介護度2 → 306円
  • 要介護度3 → 345円
  • 要介護度4 → 384円
  • 要介護度5 → 424円

なお、要支援者を対象とする「介護予防通所介護」は、じゃっかん料金がことなります。要支援の方の場合は、1ヶ月での定額料金となり、日常生活上の世話など「共通的サービス(要支援1:2,226円、要支援2:4,353円/月)」のほかに、アクティビティ、運動器機能向上、栄養改善、口腔機能向上の中からご希望のサービスを選択できます。

こうした費用面についてですが、下記の記事で基本的な情報を記載しています。施設への入居を検討していて、費用面に不安のある方はぜひご覧になってみてください。

費用・料金は入居を決める大事なポイント

サービス内容

デイサービスでは一般的に下記のようなサービスが提供されます。

  1. 車での送迎
  2. 看護スタッフによる健康管理(血圧測定や体温測定など)
  3. 入浴(一般浴槽以外に特殊浴槽)
  4. 食事提供(昼食・おやつ、必要な場合は食事介助)
  5. 健康的な日常生活のためのアドバイス
  6. 日常生活上の世話
  7. 機能訓練(個別対応)
  8. 趣味、レクリエーション(トランプや麻雀、カラオケなど)

以上はあくまで一般的な内容となりますので、各事業所によって特長は異なります。たとえば、難病やがん末期の患者さんのために医療と介護の両面からの支援を行う療養通所介護のサービスもあります。

また、要支援の方向けの場合は、共通のサービスとして日常生活の支援があり、それ以外に選択できるサービスとして運動器の機能向上、栄養改善、口腔機能向上などがあります。これらは利用者の方の体調や状態によりますので、ケアマネジャーさんや、デイサービスの職員の方と相談をして、適切なサービスを選ぶことが大切です。

 

デイサービスとデイケアの違い

デイサービスに似た名前でデイケアというサービスがあります。似た名前なので混同してしまうこともあるかもしれませんが、違いを一言で言うと、

  • デイサービス=通所介護
  • デイケア=通所リハビリテーション

名称が似ている介護サービスですが、こちらは名前の通りリハビリが中心になります。通所リハビリ(デイケア)の場合でも、送迎や食事、入浴サービスを行う施設も増えてきましたが、現状の位置づけとしてはあくまでもリハビリが中心のサービスです。

また、デイサービスとの大きな違いは、リハビリ指導などの医療的処置を、「理学療法士などの専門家」による指導のもとで行われる点です。特に医療的処置が目的でない場合は、通所リハビリ(デイケア)よりも通所介護(デイサービス)のほうがおすすめできます。

 

デイサービスを選ぶ際のポイント

ホームヘルプと並び、非常に需要の高いデイサービスですが、それだけに事業所の競争も激しく、そのサービスの質もまちまちであるというのが実情です。それだけに、各事業所が工夫を凝らしていますので、サービスを受ける場合には体験等を通じて慎重に判断することが必要だと言えます。判断の際に参考になるポイントとして、ここでは3つの点をご紹介します。

【1】送迎時間と送迎方法

まず利用できるデイサービスの「立地条件」を調べる必要があります。そこに出向く必要があるわけですから、自宅から通いにくい場合は、手間がかかりすぎてしまう懸念があります。また、場所は近くても、どうやって通うのかという点、送迎があるのであれば、具体的な送迎時間のチェックも必要です。このように、実際に通うとした際に、どのような流れになるかというのをイメージングしておくことが、通ってみてギャップを産まない上で重要なところです。

【2】食事

デイサービスの食事は2005年の介護保険改正に伴って、「利用者が自分で負担」をすることになりました。多くは1食1000円未満で提供されています。注意する必要があるのは、アレルギー食や、糖尿病といった高齢者それぞれの理由にどこまで対応してくれるかということと、それに伴って追加の料金がかからないかどうかです。あとは、食事なので当たり前のことかもしれませんが、味についてもチェックしておくことをおすすめします。やはり、誰でも食事は好きですから、おいしい食事であるだけで人のモチベーションというのは上がるものです。それだけに、食は非常に重要です。

【3】プログラムの質

最後3点目はデイサービスで、1日を通して、どのような視点で、どのようなサービスが提供されているかということです。そもそも、ここが大きな目的であるわけですから、どれだけ充実しているかは重要な点です。

近年では画一的なものだけではなく、「個々人の趣味嗜好に配慮したプログラム」も増えています。ですから、特にやりたいことがあるという人であれば、そのようなことが可能かどうかというのは事前にチェックをしておく必要があります。

 

 

以上が、デイサービス(通所介護)の概要です。他の介護保険サービスについて知りたい方や、介護保険制度をもっと詳しく学びたい方は下記の関連記事をぜひご覧ください。お読みいただきありがとうございました。

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