要介護認定を変更するために再申請できるのか?

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介護保険の申請

A.可能です。認定期間の終了前(更新時)に再審査を行います。
また、認定時、期間途中であっても、変更申請を出すことができます。

 

要介護認定は定期的に見直される

認定された要介護度は、基本的に6ヶ月単位ごとの更新となります。ただし、更新前後の介護度、審査会の判断などによって、認定が有効な期間は変わることがあります。最短で6ヶ月、最長で2年間で、多くの場合は1年または1年6ヶ月に設定されます。

自分で認定有効期間を覚えておく必要がある

ちなみに、高齢者の医療保険では保険証に期限が書いてあったり、期日前に役所から新しい保険証が送られてきたりするので、おそらく忘れずにすむのですが、介護保険はこういったことがありません

そのため、もし「期間内に必要な更新手続きをしない場合」には、介護サービスの受給資格が消失しますので、いつが認定有効期間かというのはきちんと覚えておきましょう。

要介護認定の基礎知識について

なお、要介護認定については、基本的なことから、細かい点まで当サイトで記事をご紹介しています。ぜひ、あわせてご覧ください。

 

認定の更新を忘れると、全額自費での支払いになる危険性

認定期間なんて大事なことは忘れないよと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、本人が認知症であったり、1人暮らしであったりすると、忘れてしまう可能性は十分にあります。家族も自分たちの仕事が忙しいと、なかなかそこまでは気が回らないものです。
認定期限が切れているのにサービスを利用すると、残念ながら保険の適用にはならず、「全額自己負担」となってしまいます。たとえば、デイサービスであれば1割負担で1回あたり1000円程度で利用できますが、自費となるとその10倍、つまり1万円となります。認定更新忘れを気づかない時間が長いほど、支払額は驚くほど高くなってしまいます。

サービス提供を見れば認定期間がわかる

認定の有効期間の確認は非常に重要ですから、本人にまかせるのではなく、ご家族もきちんと把握しておくことが大事です。毎月ケアマネジャーさんから送られてくるサービス提供票という伝票には期間が記載されていますので、それを見ることを習慣づけることは有効です。

また、更新時期になり、更新申請書が届いたら、ケアマネジャーに連絡すれば、各種の手続きを用意してくれるはずです。こうしたケアマネジャーさんとの連携も重要になりますので、密にコミュニケーションをとることをオススメします

ケアマネジャーさんの基本的な知識に関しては、下記の記事をご参照ください。

ケアマネの仕事

 

変更申請を出すタイミング

冒頭で書いたように、要介護認定は認定時、期間途中、更新時に見直されます。期間途中については判断が難しいところがありますが、もし高齢者ご本人の状態が悪化するようであれば、基本的には変更申請を出すことができます。なお、この変更申請は、正式には区分変更申請と言います。要介護・要支援の介護度を正式には「要介護状態区分」というので、この名称となります。

介護度が下がる可能性に注意

ただ、注意しなければならないのは、申請すれば必ず変更され介護度が上がるとわけではない点です。場合によっては、本人や家族には不本意であっても、「介護度が下がってしまう場合」もあります。

また、介護度が上がれば、使えるサービスが増えたり、限度額が大きくなることで得をしたような気分にもなりますが、施設系の1回当りの利用単価は高くなりますので、自己負担もそれに応じて増えることになるのです。この辺りの違いをきちんと理解してから区分変更申請を出すことが大切です。

なお、この区分ごとに月の介護保険を使える金額(支給限度額)が決まるわけですが、この点については下記記事のように問題があると指摘もされています。

介護保険における「支給限度額」の問題点

 

区分変更申請の事例

たとえば、要介護1で、デイサービスを週3回利用する方がいるとします。この場合に、デイサービスを週4回利用すると、要介護1の利用限度額を超えてしまい、自己負担が1万円近くになってしまいます。こうした場合に区分変更申請を出すことは有効です。正当な理由があって要介護3となると、デイサービスの1回当りの単価は少し上がりますが、「週4回の利用が可能」となります。

介護サービスの内容によって得かどうかは変わってくる

ただし、訪問介護・看護、福祉用具レンタルなどは、「要介護度が上がった場合も単価は同じ」です。

よって、区分変更申請の一つの基準として、通所系サービス中心に利用する方は介護度が上がるのを抑え、訪問系サービス中心の方は介護度が上がるほうがいいので変更申請をしたほうが得とも言われています。

もちろん、利用状況によって変わってくる話ではありますから、気になる方はケアマネジャーに相談をしてみましょう。

 

申請日による違い

申請日には2つのパターンがあります。

  • 各月1日の申請の場合
  • 各月2日~末日の申請

たとえば5月1日など月の初日付で申請をすると、申請月を1ヶ月目として、6~12ヶ月目の末日が有効期間となります。この場合、あとの保険請求がスムーズですが。しかし、緊急時などで月の途中で変更申請をすると、申請月の翌月を1ヶ月目として、6~12ヶ月目の末日までという形の期間になります。

そのため、申請した月の保険請求手続きは保留になり、利用者負担分は翌月以降にまとめて請求されることになりますから、翌月での支払いが高額になる可能性があります。

具体的にどんなメリットがあるかを考えてみる

ただし、月の途中に変更申請をするメリットもあります。たとえば、申請をしたことで要介護2から3になった場合、申請月は要介護3の支給限度額が適用になりますので、限度額いっぱいまで使っている方や、もっとサービスを活用したいと思っていた方にとっては、非常にありがたい仕組みとなっています。

 

 

要介護認定の変更手続きに関する概要です。

もっと要介護認定について詳しく知りたい方、また介護保険について勉強したい方は、下記の関連記事をご参照ください。

いざ介護保険にかかわると、こうした要介護認定以外にもどのような制度があるのか、自分たちはこの制度を使えるのかと、様々な疑問が出てくるはずです。そうした疑問を解決するには、やはり自分自身が深く勉強することが一番です。下記2冊の書籍は非常にわかりやすい内容になっていますので、ぜひご覧になってみてください。

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