費用・料金は入居を決める大事なポイント

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老人ホーム入居に必要な費用

 

有料老人ホームを選ぶ際に多くの方が気にするのがこの「料金・費用」だと思います。有料老人ホームというと高いと思われる方がいるかと思いますが、最近は「入居一時金」がなかったりなど、費用は幅広くなってきています。本記事では費用・料金の基本的なことから、老人ホームを選ぶときに、どのようなことに気をつける必要があるかをご紹介します。

必要な3種類の料金

老人ホームで必要になる費用は大きく下記の3つに分けられます。

  • 入居一時金
  • 月額利用料
  • その他(介護保険料、ホームのオプションサービスなど)

では、それぞれについて紹介をしていきます。

入居一時金とは

ホーム入居時に一括で支払うお金です。料金と内訳はホームやその「権利形態」によってさまざまですから、事前にしっかりと確認する必要があります。2008年以前は数千万円ということも珍しくありませんでしたが、2008年のリーマン・ショック以降、ワタミなどの大企業の介護参入などが相次ぎ、一気に低価格化が進みました。

今では入居一時金「ゼロ」円というのもよく見かけます。(そのぶん、後述する「月額利用料」が高くなります。)内訳としては、入居申込金、施設協力費、終身利用権、入居保証金などになります。

なお、入居一時金についは、下記の記事で概要と注意点をご紹介しています。ぜひあわせてご覧になってみてください。

入居一時金における初期償却率と、均等償却期間の重要性

終身利用権と償却期間

「終身利用権」というのは聞き慣れない言葉だと思いますが、入居一時金を払う施設は「利用権方式」という運営方法をとっており、最初に一括でお金を支払うことで生涯にわたって居室に住む権利与えられるという考え方です。

これには、「償却期間」という制度があり、最初に払ったお金は施設に預けているという形になり、時間をかけて徐々に施設側の取り分になっていくのです。償却される割合は、ホームによりさまざまなので確認が必要ですが、入居時に約3割、残りの金額を5年~15年ほどで消化する場合がほとんどです。

退去時の注意点

気をつけなければならないのは、ホームを退去する際には、償却をされきっていなければ、入居一時金が戻ってくるという点です。ただし、その点についての認識が正しくない入居者とご家族というのも少なくなく、入居後すぐに退去したのに、お金が返ってこないのはおかしいと憤慨する方もいるそうです。

ですから、入居の際には、

  • 初期償却率が適切になっているか
  • 償却期間が極端に短くないか
  • クーリングオフが適用されるか

といった点をしっかりと確認する必要があります。

月額利用料とは

次の大きな支出が、「月額利用料」です。これは文字通り、毎月払うお金で家賃のようなものです。
例えば、おおよそですが、

  • 家賃(5万円~10万円)
  • 食費(3万円~5万円)
  • 水道、光熱費(5千円~1万円)
  • 施設管理費(3万円~5万円)
  • 事務費(1万円~3万円)
  • 職員人件費

などのためのお金になります。

左記の入居一時金と月額利用料が必須で必要になる費用ですが、入居一時金を多く支払って月額利用料は低く設定するか、入居一時金はゼロ円のところを利用して月額利用料でその分高く払うかをしっかり考える必要があります。

また、さらに考えなければならないのが、この2つ以外にどのような費用が必要になるかです。例えば、送迎、外食、イベント・行事、買い物代行などで、別料金が必要となるはずです。自身の懐具合を考えて、最適な施設、費用・料金を考えましょう。

その他(介護保険料、ホームのオプションサービスなど)に必要なお金

その他に必要なお金としては、例えば下記のようなものがあります。

  • 介護保険の自己負担料金
  • 老人ホームの有料サービス
  • 医療費
  • 日常生活費(理美容費、通信費、服用薬費など)
  • 趣味のものなど娯楽費

特に有料老人ホームに入居している方であれば、介護保険費用はどうしても、かかってきてしまいます。要介護度の認定度合いによっては想定以上に自己負担額が増えることも珍しくなく、それが家計の圧迫をまねくことにもなりかねません。

また、上記の料金に関してはあくまで概要であり、入居をする施設の種類や、会社によって、細かくは異なってきます。各施設の違いに関しては、下記の記事も参考にしてみてください。

 

公的年金を活用してホームを選ぶ際のポイント

有料老人ホームというのは、上記のようなお金を払うことで、そこに住む権利やサービスを受ける権利を付与される、つまり「利用権」を得られるということです。契約時に納得して入居をした場合でも、経営側の倒産や買収などがあれば、やむを得ず退去せざるをえないということになりかねません。逆に運営者が変わったことで、サービスの質が高まることもありますので、民間のサービスというのはここがリスクになる点です。その点を理解した上でホームを選ぶ必要があります。

老人ホーム選びは後戻りをしづらい

つまりは、老人ホームは一度選ぶと、後からは簡単に変更をできないということです。先述した「入居一時金」は非常に短い時間(3年~5年ほど)で償却されてしまいますし、毎月にもかなりのお金が必要になります。ですから、「年金だけで老人ホームを選ぶ」と考えた際には、かなり慎重になる必要が有ると言えます。当たり前のようなことですが、退去や転居をしなくてすむように、「終身で住める理想のホームを慎重に選ぶ」というのが、年金を活用するときのポイントです。

入ってみたけど気に入らなかったらとやめてみたら、老後の資産の半分以上が消えてしまったなんてことになってしまいます。現役時代の収入が多ければそれだけ年金が多いために、老後も安泰であるかのように思いますが、公的年金は貧しい方が優遇されているという側面もあるために、年金額としてみるとさほど大きな差はつきません。万が一、老人ホーム選びで失敗してしまえば、その後の日常生活にも差し障りが出てくる可能性があるので、慎重に選ぶことが重要なのです。

清貧の生活が必要?

ですから、老後も現役の時と同じような消費生活を続けていると、破綻してしまうという懸念もあります。年金をうまく活用するためには、資産を日頃から、現役以上にこまめに活用をする必要があります。

退職後はお金の管理は夫婦でまとめることがおすすめです。年金は必ずしも多い金額ではなく、最近は受給額が減るということも日々報道されていますので、うまい活用のためには協力姿勢が不可欠です。さらに、今定年を間近に控えている人は、生年月日や性別によって受給開始年齢が変わってくるという、わかりにくい時期です。より、慎重に年金による老後の生活をシミュレーションする必要があります。

 

老後に必要なお金

では、具体的に、老後にどれだけのお金が必要になるかを見て行きましょう。老後に考えるお金、流れとしては下記のような例があります。

  • 前提として自分の老後は自分でつくる気構えが大事
  • 退職金の額、どう活用するかのプラン
  • 住宅ローンの支払い、払い終えた際には資産の見直しが必要
  • 引退後もパートやアルバイトとしての収入があるかの検討
  • 夫婦揃って、高齢者施設に入るかを検討
  • 看取りが必要になるかを検討
  • 亡くなる間際の医療費や、亡くなった後の葬儀代等も検討

ざっと上記のような形になりますが、もし自分たちでわからないという場合には、「ファイナンシャルプランナーさん」に相談をするのもひとつです。高齢者を専門に考える方も多く、年金の利用だけではなく、高齢者施設の住み替えなどの相談にものってくれる強い味方です。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

老人ホームへの入居をご検討されている方は、上記の入居金も月額利用料、その他の費用について、内訳の確認、施設への質問などを徹底して、疑問点がないようにしておくことが、後悔しない老人ホーム選びのためにはとても大切になります。お読みいただきありがとうございました。

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