信頼できるスタッフ・職員だから任せられる

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スタッフさんの笑顔が重要!

 

「事業主体」のページ(老人ホームは、事業主体によって環境は大きく変わる)で、経営者の考え方、企業理念が重要であると書きました。いかに耳心地のよい理想を語っていたとしても、「現場」を見れば理念が浸透しているかどうかがはっきりとわかります。入居者は現場の方々と日々接するわけですから、いくらトップが立派なことを言っていても、それが現場に反映がされていなければ、入居する身としてはあまり意味がありません。「現場」の人々をしっかりと見て、施設を選びましょう。

なお、当サイトでは下記のように介護施設で働く人の体験談もご紹介しています。こちらもぜひご覧になってみてください。

それでは、施設で働く方を見るときのポイントを4つご紹介します。

 

1. 責任者

現場の責任者である施設長(ホーム長、支配人)を信頼できるかどうかが大切です。ポイントは3つあります。

介護に対する思いや哲学があるか

まず、前提として上述したような組織の理念を大切に思っているか、体現しようとしているかを見ます。そういった思いがあれば、自然と端々に口をつくと思いますが、直接聞いてみてもいいと思います。その時に、所属する会社の理念を誇りに思えているようであれば理想だと思います。

人としての考え方や性格も見るようにする

また、個人として、仕事にどのような思いを持っているのかも知っておきたいところです。例えば、会社や経営者が掲げている理念を、自分の言葉で咀嚼して、入居希望者に実践しようとしているかというのは一つのポイントです。また、自身の情熱や使命感みたいなものを語れる人というのは、入居希望者を安心させますし、それに働いている同僚のやる気の源泉になりもします。
こういった、現場トップの存在感は、施設を決める際に重要なポイントであるように思います。ただ熱い思いがあればいいというわけではありませんが、責任者の方の哲学というのは大きな判断基準です。

下記記事では実際の企業の理念などを紹介していますので、ぜひあわせてご覧になってみてください。

スキルの有無

介護のスキル(ケアマネジャーの経験や、看護師経験など)、また介護分野以外でも強みとなるスキルがあるかどうかを確認しましょう。責任者となると、実務能力、経営能力も求められてきます。優しい人とかホスピタリティがあるという判断軸だけではなく、プロとして確か能力があるのかどうかというのも、視点として持っておくべきです。
いくらスタッフが優秀だったとしても、スタッフを活かせるかどうかは施設のトップである施設長の力量次第です。その時に武器になるのが上記のようなスキル、そして経験です。ホームページを見たり、直接聞いたりするなどして、確認をしておきましょう。

感覚的に信頼できそうか

基本的に老人ホームは1回きりの買物です。一度入居をしたらずっと住むものです。そうなると、施設長ともながい付き合いになるわけです。そうした時に、その人のことを好きかどうかは、何をするにしても重要になってきます。人というのは大人になると、自然と人を見る目、信頼出来るかどうかというのが直感的にわかるものです。入居者、家族で相談をして、人として信頼できそうかどうかを確認するのは大切なことです。

以上、3つが施設の責任者の方を見るときのポイントです。ホーム見学の際は、必ず施設長に会って、じっくりと話をすることが重要です。一般的な会社以上に、施設長の人柄や雰囲気というのは施設全体に影響するものです。ぜひしっかりと確認をしてみてください。

 

2. 現場リーダー

施設長の思いをつなぐことが大事

ホーム経営の要は施設長であり、施設長が優れていれば経営はおおよそ安泰です。
しかし、規模が大きくなって、スタッフ数が多くなると、いくら施設長が優れていても、現場レベルでは各種業務の管理が難しくなることも少なくありません。
こうした現場でのサービスの質をチェックするには、現場リーダーを見ればわかります。呼び方は色々あると思いますが、フロアリーダー、介護サービス部門リーダーといった方たちと話をして、ホームにおける介護サービスの考え方が経営層、責任者からきちんと浸透しているかを確かめるのが大切です。

人間的魅力が大事

また、現場をまとめる方には、人間的な魅力も求められます。介護リーダーと他の介護スタッフとの人間関係がうまくできていれば、それだけ現場はうまく回るはずです。こうした確認は短時間の見学では難しいので、体験入居をできれば数日行い、見学や体験入居をした際には、こういった部分も見ておくようにしましょう。

 

3. 一般職員

スキルの有無

責任者の項でも書きましたが、介護施設で働く方には理念や思いだけでなく、スキルや経験というのも重要な要素になります。働いている職員の方が、看護師や介護福祉士など、どのような資格を持っているか、つまりどれだけプロの方々なのかというのは、有料老人ホームを選ぶ上で大事になります。

たとえば、施設でのトラブルを防ぐために下記のような視点がある方であれば、こちらとしても安心です。

正社員比率

また、正社員やパートの比率なども、施設の考え方を見る上での目安にはなります。例えば、スタッフ全体の中で看護師が多ければ医療措置に、栄養士が多ければ食事にと、どこに力をいれて運営しているのかということが、それだけで大まかに伝わってきます。

経験年数

結論としては、経験年数が長い人と短い人がバランスよく配置されている施設がおすすめです。
親族を預かってもらうからには介護スキルの高いであろう経験年数が長い人が多いほうがよいのですが、そういった人ばかりですと、介護施設に限らず、組織は硬直化してしまいます。
そこで必要になるのが、経験年数の短い人、例えば新卒の社員などです。経験が少ないのでスキルで劣ることもありますが、組織に新しい風を吹かせてくれる貴重な存在です。ベテランの社員としても、技術を教える中で新たな発見があり、総じて施設全体のレベルアップへとつながるのです。

社会人マナー

マナーと一口に書いてしまいましたが、例えば服装・挨拶・言葉づかい、電話での対応といったことです。高卒で入社したり、中途で別業界から転職して来た人の中には、それぞれの理由でこういった点がおろそかな人が少なくありません。これらを観察するだけで、施設がどのような考えを持っていて、どのようなレベルかというのが、大まかにわかります。意識して確認をしてみてください。

 

現場を支えているのは、こういった一般職員の方たちです。彼らがどういった思いで働いているかが、介護サービスの質には大きく影響しますので、とても大切なチェックポイントです。

 

4. 離職率

介護職は、賃金が決して高くなく、勤務時間が不規則、さらに人手も足りないという状況が珍しくなく、そのために新3K(きつい、給与が安い、結婚できない)と呼ばれることもある職業です。そういった環境のせいか、ほかの仕事に比べて職員の入れ替わりが激しいとも言われています。また、仕事のストレスで、入居者に暴力、暴言をふるってしまったことがニュースになったのを、見たことがある人も少なくはないと思います。このように、職員の方がどういった環境で働かれているかは、この「離職率」でより客観的に測ることができます。

離職率は重要事項説明書で確認する

この離職率というのは「重要事項説明書」で確認をすることができますから、あまりに数値が高い場合などは、施設側に確認することをおすすめします。1年以内での離職率が3割以上あるようであれば、何かしら良くない理由があるのかもしれません。入居者にとっても職員がすぐ代わると、慣れませんし、サービスの質も安定しないので、ストレスになってしまいます。ぜひ確認をしてみてください。

 

 

以上の4点がスタッフさんを見るときのポイントです。

老人ホームという商品は、どうしても建物や設備といったハードに目が向きがちですが、肝心なのはスタッフ一人ひとりが笑顔で働けているかといったことから生まれる、食事や入浴、介護サービスなどのソフトの質です。このソフトは、運営するホームのスタッフの気持ちややりがいに大きく依存します。
有料老人ホームは入れば、終身という形でずっとそこにいることも少なくはありません。そうなると、施設だけではなく、そこで働く人とも信頼関係を結ぶ必要があるわけですから、適したホームを選ぶためにこれらは非常に重要なファクターになりえるのです。

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