高齢者介護の参考書籍

お役に立てたら、シェアしていただけると嬉しいです!

本ページでは、「参考書籍」ということで、おすすめの書籍をご紹介します。こういったページをつくろうと思った理由は、私自身が介護について学ぼうと思った時に、どうすれば良いのか非常に困ったからです。「書籍」といっても、介護や老人ホームを題したものはいくつもあり、正直どれを買えばよいのかさっぱりわかりませんでした。

当サイトをご覧になっている方の多くは、きっと何かしら「介護」について関心のある方だと思います。もし、これから勉強をしようと思っているようでしたら、ぜひ、下記の書籍をお読みになってみてください。介護に関して何も知らなかった私自身が非常に役立てられた書籍です。きっと、何かしら、気付き・学びを得ることができると思います。

※随時、追加をしていきます。

下記の記事でも一冊ご紹介をしていますので、ぜひあわせてご覧になってみてください。

介護保険は老いを守るか

 

親が70歳を過ぎたら読む本

最初におすすめしたい書籍が、この「親が70歳を過ぎたら読む本」です。タイトルの通り、自身の親が年老いた時に何をすべきかを語ってくれています。著者の村田裕之さんは、民間企業勤務、留学、大学教授、経営者など、幅広い経歴を持っていらっしゃる方です。私自身が介護について考え始めた時に、最初に読んだ書籍の1冊です。

介護を学ぶ上で最初の一冊に最適

これが私の第一印象です。本当に役立つ良い本で、おすすめできます。
まず、非常に網羅的です。タイトルの通り、老人ホームとか介護保険だけに絞った内容ではなく、親が老境に差し掛かった時に必要になることを幅広く紹介してくれています。ですから、息子・娘である自分が何をすべきなのかを一読で大まかに理解することができます。それまでは介護にまつわる知識の難しさや複雑さ、それからいつか来る自分の責務に不安を感じていた私でしたが、この1冊を読んだ後にそんな様々な疑問が解けて、目の前にあった霧が晴れていくようなすっきりした気持になりました。

この点については、下記の記事も参考になると思います。ぜひ、あわせてどうぞ。

はじめての人にわかりやすい内容

それを支えるのが、構成のわかりやすさだと思います。親が元気な時にやること、身体に変調をきたした時にやること、判断能力に不安が出た時にやることと、3段階で整理してくれているので、読者としても判断しやすく非常に実践的です。それぞれの項目の内容に関しても、「実際に行動するために何が必要か」という点がフォローされていて、わかりやすく仕上がっています。以上の点から、介護に関して何かしら必要性を感じている方に、最初に読む1冊としてぜひおすすめをできる1冊です。

ただ、書籍の冒頭にもありますが、各項目の専門性については深く掘り下げているわけではありません。一読すれば、もっとこの箇所を深く知りたいなというところもきっと出てくると思います。この1冊で何から何まで理解するというわけにはいきません。ですから、本書で概要を理解しましたら、ぜひ各人で興味のあるところを深掘ってみることをおすすめします。

 

介護現場は、なぜ辛いのか: 特養老人ホームの終わらない日常

上記の本は「家族として介護をする」として役立つ書籍でした。次にご紹介するこの書籍は、「介護施設職員として介護をする」人の視点です。では、介護職の人以外には役立たないかというと全くそんなことはありません。本書は著者が実際に特養で働いた記録であり、「介護現場」で何が起きているかを知るために最も役立つ書籍だと思います。様々な理由で老人ホームに家族を預ける方もいるはずです。そんな方には、預ける先がどのような場所か知っておくために必読の書だとも思います。

想像もしなかった介護現場の現実

介護職がキツイと言われていることは何となくは知っていました。その場を見たことのない人間であっても、何となくは想像ができるものだと思います。しかしながら、本書を読んで、自分の想像がいかに甘く、何も知らなかったのかということを思い知らされました。それほどまでに、このルポタージュは衝撃的でした。
本書で描かれる特養は実在のホームで、書籍内では松の木苑(仮名)という形になっています。介護度の高い方が多いようで、そういった方々と著者との悪戦苦闘の日々が描かれています。どのページを読んでも、介護度の高い方々と接することの難しさを思い知らされ、そしてこれが松の木苑だけではなくて、日本全体で起きているという現実を最初はにわかには信じられませんでした。それほどまでに、すさまじい、凄絶といってもいいくらいの光景が展開されています。

安心して預けられる施設を見極める

この書籍を選んだ理由は、そういった現状を介護に関心のある誰もが知っておくべきだと思ったからです。もし、親を老人ホームに預けることになったとき、この事実を知らずして預けるべきではないとも思いました。それは、職員の方に思いやりを持つという意味もありますが、何より「老人ホームに預ける」ということが、決して絶対的な安心を保証するものではないということを知るためにです。悲しいことですが、時に老人ホームで虐待が起きたというニュースが流れます。書籍を読んで感じたことですが、日本にあるホームの中でそのような状況に陥りかねない場所というのは決して少なくないのではないかと思うのです。それほどまでに、大変な場所が老人ホームなのです。

だから、自分が親をどこに預けるかを考えるとき、安全に安心して暮らしてもらうためにはどのようなホームがいいのか、この書籍はそういったことを考える一助に考えると思います。

なお、介護職の仕事については、下記記事のように体験談をご紹介しています。ぜひ、あわせてチェックしてみてください。

 

老人介護 常識の誤り

介護への向き合い方を考えさせられる1冊です。皆さんは介護に対してどのようなイメージを持っているでしょうか。大変とかつらそうなど、何かしらネガティブな印象を持っている人も少なくないと思います。また、介護はプロの仕事であって、素人の自分には難しい、そう考える人もいるでしょう。

しかしながら、本書はそのいずれをもくつがえしてくれる書籍です。「介護」は私たちの多くがいずれは通る道であり、そこで向き合うのは自分と同じように若い頃は元気であったはずの1人の人間です。もちろん、プロとしての介護技術も大切ですが、1人の人間に向き合う心が確かにあれば、私たちでも介護はできる、そう思わさせてくれます。

正しい介護のあり方とは

先にご紹介した「介護現場は、なぜ辛いのか: 特養老人ホームの終わらない日常」内においても、介護の方法について悩む場面があります。ホームで有能とされる職員は機械的に必要な作業を行っていく一方で、著者は記者や小説家の経験を活かして入居者の心に寄り添おうとします。自分のやっていることに意味はあると思いながらも、多忙の中ではどうしてもスピーディな作業も求められる、どちらが正しいかという疑問に思い悩むのです。

3冊目にご紹介している、この「老人介護 常識の誤り」では、後者の「人として向き合う介護」に重点をおいて書かれています。理学療法士として現場に立つ中で見つけた、様々な介護のウソについて触れていき、素人だからこそ良い介護ができると喝破します。上記のように多忙を極める現場においては理想論でしかないと言われるかもしれませんが、介護のあり方の1つとして知っておけてよかったなと思える書籍でした。おすすめです。

 

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

サブコンテンツ